【歯医者が解説】小児矯正を始める「ベストな時期」はいつ?

 


【歯医者が解説】小児矯正を始める「ベストな時期」はいつ?(永久歯のために知ってほしいこと)

💡 はじめに:なぜ小児矯正の「時期」が大切なの?

 

 

八潮市で多くのご家族の歯並びをサポートしている「今井歯科」院長の今井恭一郎です。

「子どもの歯並びが気になるけど、矯正はいつから始めればいいの?」「永久歯が生え揃ってからでいいの?」

これは、お子様を持つ保護者の方からいただく最も多いご質問の一つです。

結論からお伝えすると、**お子様の矯正治療は「始める時期」がとても大切です。特に「生え変わり」の時期をどう過ごすかが、その後の「永久歯」**の並びや、お顔全体の成長に大きく関わってきます。

このブログでは、小児矯正を始める最適なタイミングや、お子様の歯並びの未来を守るために保護者の方が知っておくべきことを、専門的な視点から、わかりやすく、そして安心感を持っていただけるよう解説します。

 


🔍 キーワードは「顎骨(あごの骨)の成長」:小児矯正のメリット

 

 

 

小児矯正(一期治療)と、永久歯が生え揃ってから行う本格矯正(二期治療や大人の矯正)との最大の違い、それは**「お子様の成長する力を使えるかどうか」**です。

1. 顎骨の成長コントロールが可能

お子様の顎の骨は、成長期に大きく発育します。この時期に矯正治療を始める最大のメリットは、**「顎骨の成長をコントロールできる」**点です。

  • 顎が小さい場合: 拡大床などの装置を使い、顎を適切な大きさに広げることができます。これにより、永久歯が生えるための十分なスペースを確保し、将来の抜歯のリスクを減らすことができます。

  • 出っ歯(上顎前突)の場合: 顎の成長の方向を調整し、上顎の過度な成長を抑えたり、下顎の成長を促したりすることが可能です。

2. 永久歯が正しい位置に生えるための土台作り

子どもの歯(乳歯)と大人の歯(永久歯)が混在する**「混合歯列期」**に適切な治療を行うことで、次に生えてくる永久歯を、最初から正しい位置に導くことができます。

3. 治療期間の短縮と費用の軽減

早期に土台作りをしておくことで、永久歯が生え揃ってからの本格的な矯正(二期治療)が必要になったとしても、治療がシンプルになり、結果としてトータルの治療期間や費用が抑えられるケースが多くあります。

【当院の強み】

今井歯科では、この**「顎骨の成長コントロール」**を最も重視した小児矯正を行っています。お子様の将来の健康と美しい笑顔のために、成長の力を最大限に活かした治療をご提案します。

 


⏱️ 小児矯正を始める「ベストな時期」はいつ? 生え変わりと永久歯のタイミング

 

保護者の方が最も知りたい「いつから始めるべきか」について、お子様の**「生え変わり」**のステップに合わせてご説明します。

1. 治療開始の検討時期:5歳〜6歳(前歯の生え始め頃)

小児矯正の相談に最適な最初のタイミングは、5〜6歳頃、乳歯が抜け始め、前歯(永久歯)が生え始める時期です。

  • なぜこの時期?:

    • 噛み合わせや顎骨の成長に問題がないか、歯科医師が初期の評価を行うことができます。

    • この時期は、指しゃぶりなどの悪習癖が歯並びに悪影響を与えていないかを確認し、必要に応じて改善指導を始めるのに適しています。

    • **「反対咬合(受け口)」**などの問題は、この時期に発見し早期に治療を開始することで、骨格的なズレが大きくなるのを防げます。

2. 小児矯正(一期治療)のゴールデンタイム:7歳〜10歳頃

多くのお子様で小児矯正の治療が本格的に始まる**「ゴールデンタイム」**です。**乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」**にあたります。

  • 歯の生え変わり: 前歯や奥歯の永久歯が次々と生えてくる時期です。

  • 顎骨の成長: 顎の骨の成長が最も活発な時期であり、顎を広げたり、前後的なバランスを整えたりする治療(成長コントロール)が非常に効果的です。

  • 主な治療目的:

    • 永久歯が並ぶためのスペース作り

    • 顎の骨の成長バランスの改善

    • 噛み合わせの基本的なズレの修正

3. 永久歯が生え揃ってからでは遅い?

「永久歯が全部生え揃ってからでいいのでは?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、**多くの場合は「遅い」**可能性があります。

永久歯が並ぶための土台(顎)が狭いまま成長が終わってしまうと、

  • 抜歯が必要になる可能性が高まる

  • 骨格的なズレの改善が難しくなる(外科手術が必要になる場合も)

といったデメリットが生じます。

重要なメッセージ:

**「永久歯が並ぶための十分なスペースを、生え変わりが終わる前に確保する」**ことが小児矯正の鍵です。お子様の成長を待つのではなく、**成長を「利用」**して治療を進めることが大切なのです。

 


🚨 歯医者への相談を急ぐべき「生え変わりのサイン」5選

 

 

 

以下のサインが見られた場合、すぐに歯医者にご相談いただくことを強くおすすめします。これは、お子様の永久歯の健康な生え変わりをサポートするために非常に重要です。

サイン 歯医者への相談が急務な理由
1. 反対咬合(受け口) 骨格的な問題に発展しやすく、早期治療で顎の成長方向を改善する必要があるため。
2. ひどい出っ歯 前歯をぶつけて折ったり、怪我をしたりするリスクが高い。
3. 噛み合わせが深い・開いている 顎関節への負担や、発音・嚥下機能に影響を及ぼす可能性がある。
4. 永久歯が生えるスペースがない 生え変わりの途中で歯が引っかかったり、ねじれて生えてきたりするのを防ぐため。
5. 永久歯が変なところから生えてきた 既に生え変わりの軌道に問題が生じているサイン。他の歯への影響を防ぐ。

これらのサインは、今井歯科EAST・WEST・クリニック八潮・HANAREのどの医院でも、院長・今井恭一郎をはじめとする専門スタッフが丁寧にチェックし、最適な治療計画をご提案します。

 


👨‍⚕️ 専門家が解説!小児矯正の治療の進め方(今井歯科の場合)

 

今井歯科の小児矯正は、お子様の個性や成長段階に合わせて、無理なく進めることをモットーとしています。

ステップ1:精密検査と診断

まずは、レントゲン撮影、お口の中の写真撮影、歯型の採取などを行い、お子様の顎骨の状態、永久歯の生え変わりの状況を詳しく分析します。

ステップ2:一期治療(土台作り)

主に5歳〜12歳頃に行う治療です。

治療目的 使用する装置の例 特徴と効果
顎の拡大 拡大床(取り外し可能な装置) 狭い顎を広げ、永久歯が生えるスペースを確保します。
顎の誘導 フェイシャルマスク、チンキャップなど 上下の顎の成長バランスのズレを修正します。
悪い癖の改善 $MFT$(口腔筋機能療法) 舌や唇の悪い癖を改善し、後戻りを防ぎます。

【今井歯科のこだわり】

取り外し可能な装置を多く用いるため、お子様が学校生活で不便を感じにくいよう配慮しています。

ステップ3:経過観察(生え変わり完了まで)

一期治療で土台が整ったら、永久歯が生え揃うまで定期的な経過観察を行います。この期間は、新しい永久歯が正しい位置に生えてくるのを待つ大切な時間です。

ステップ4:二期治療(必要な場合のみ)

永久歯がすべて生え揃っても、細かな歯並びや噛み合わせの微調整が必要な場合に行います(大人の矯正と同じワイヤーやインビザラインを使用)。一期治療で土台ができていれば、二期治療が必要ない場合や、治療期間が大幅に短縮されるケースが多くあります。

 


🦷 小児矯正 $Q\&A$:保護者の方の疑問に院長がお答えします

 

Q1. 小児矯正は痛いですか?

A. 装置に慣れるまでの一時的な痛みはあります。

顎を広げる装置などは、調整直後に締め付けられるような感覚がありますが、数日で治まることがほとんどです。今井歯科では、痛みを最小限に抑え、お子様が前向きに取り組めるよう、装置の選択や調整を慎重に行います。

Q2. 治療費はどれくらいかかりますか?

A. お子様の歯並びの状態や治療期間によって異なります。

一期治療(小児矯正)は、顎の成長を促すための治療であり、大人の矯正とは費用体系が異なります。詳しい費用は、精密検査後に診断結果と合わせて明確にご提示いたします。お気軽にご相談ください。

Q3. 小児矯正をしても、大人になってからまた矯正が必要になることはありますか?

A. 必要な場合がありますが、治療は格段に楽になります。

顎の土台を整える一期治療を行ったとしても、その後の成長や生活習慣によって、永久歯の並びに微調整が必要になることがあります(二期治療)。しかし、一期治療を行わない場合に比べ、二期治療が必要になる可能性は低く、また必要になったとしても治療期間が短く済みます。

Q4. 転勤などで通院できなくなった場合はどうなりますか?

A. 全国の矯正専門医と連携をとり、引継ぎが可能です。

転居の際は、今井歯科での治療経過や資料をしっかりと整理し、新しい地域の信頼できる矯正歯科をご紹介いたします。ご安心ください。

Q5. 矯正治療中に虫歯が増えることはありますか?

A. 適切なケアを行えば心配ありません。

矯正装置を装着すると、確かに歯磨きは難しくなります。しかし、当院ではお子様への正しい歯磨き指導と、定期的なクリーニングを徹底して行うため、虫歯のリスクを抑えながら治療を進めることができます。

 


🤝 今井歯科が目指すもの:八潮で地域に根差した安心の矯正治療

 

私たち今井歯科は、八潮市でEAST、WEST、クリニック八潮、HANAREと4つの拠点を持ち、地域の皆様の歯の健康を支えています。院長の今井恭一郎をはじめ、専門的な知識と経験を持つスタッフが、お子様一人ひとりの成長と、ご家族の想いに寄り添った矯正治療をご提供します。

お子様の歯並びは、見た目だけでなく、**「よく噛める」「話しやすい」「虫歯になりにくい」**といった、将来の健康そのものに直結します。

特に小児矯正は、お子様の**「生え変わり」「永久歯」**の未来を左右する大切な治療です。いつから始めるべきか迷っている保護者の方は、どうか一人で悩まず、一度私たち専門家にご相談ください。

「早いかな?」と思う時期こそ、実は**「ベストな時期」**かもしれません。

まずはお気軽に、ご相談・ご予約をお待ちしております。

 

🏥 医院情報とお問い合わせ

医院名 住所 電話番号
今井歯科EAST 〒340-0822 埼玉県八潮市大瀬1-1-3 フレスポ八潮2階 048-940-1150
今井歯科WEST 〒340-0822 八潮市大瀬1-2-1 048-999-5020
今井歯科クリニック八潮 〒340-0822 埼玉県八潮市大瀬6-1-1 TIMBER SQUARE102 048-999-0007
今井歯科HANARE 〒340-0822 埼玉県八潮市大瀬1-1-3 フレスポ八潮2階 -

 

ホームページ: https://www.identalofficeimai.com/

 

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