ついついしてしまう口呼吸!歯並びや噛み合わせへの影響は?

鼻水が絶えない時や鼻づまりの時はどうしても口呼吸になってしまいますよね。それ以外にも、ついついクセで口呼吸をしてしまっているという方もいるのではないでしょうか。呼吸は、鼻で吸って鼻で吐くという鼻呼吸が本来あるべき姿なのですが、できていない方が多くいらっしゃいます。実は、口呼吸を続けていると歯並びや噛み合わせに悪影響があるのです。さらには虫歯の原因にも…?今井歯科と一緒に見ていきましょう。

どうして口呼吸になってしまうの?

どうして口呼吸になってしまうの?

無意識のうちに口呼吸になっているという場合はよくあります。鼻炎持ちの方やよく風邪をひいて鼻が詰まってしまう方に多いのですが、鼻で呼吸ができない時にどうにかして酸素を取り込もうと口を使ってしまう行為がクセになってしまったというケースがよくあげられます。この行為には落とし穴があり、鼻から息を吸う場合は鼻にあるフィルターのようなもので空気中の菌やウィルスが体内に侵入するのを防いでくれますが、口にはこのようなフィルターがありません。口呼吸はダイレクトに菌やウィルスを吸い込んでしまい、余計に鼻炎や風邪にかかりやすくなり、鼻が詰まって口呼吸という悪循環を生みだしてしまうのです。
また、大人の場合はあまりみられませんが、お子さんの場合だと、口の周りの筋肉や頬の筋肉が弱いせいで自然と口が開いてしまい、口呼吸になっているということもあります。

口呼吸はどんな影響があるの?

口呼吸は体内に菌やウィルスを入れてしまうだけではなく、気になる歯並びや噛み合わせにも大きく関わってきます。お子さんの歯並びや噛み合わせが気になるという方は、まず口呼吸をしていないか確認してみると良いほどです。

舌の位置が下がって出っ歯の原因に

口を閉じている時の舌は、通常上顎にぴったりとくっついています。歯を裏側から支える状態になっているのが正しい舌の位置なのですが、口呼吸で口を開いたままにしていると、口の中で空気の通り道を作ろうと舌を無意識に下げてしまいます。結果、前歯を押し出すような形になってしまい、出っ歯の原因となってしまうのです。出っ歯以外にも、舌の位置が正しくないと歯並びや顎の骨にまでその影響が及び、上下の歯が開いてしまったり、奥歯が噛み合わなくなるという場合もあります。

虫歯になりやすくなる

歯並びや噛み合わせだけではなく、虫歯になりやすいというリスクもあります。口呼吸では口内に菌やウィルスを通してしまい、雑菌が繁殖しやすくなります。また、口を開けたままの状態が続くと口内が乾燥してしまい、殺菌作用のある唾液が効力を発揮しなくなってしまいます。口呼吸を続けていることで、お口の中では菌が繁殖してしまい、結果虫歯になりやすい状態に陥ってしまうのです。特に空気に触れて乾燥が激しい前歯の虫歯が多くなると言われています。虫歯以外にも、歯周菌が増えれば歯周病にかかる危険もあるので、たかが口呼吸とは言っていられないのです。

口臭が気になる

口臭の原因が口内の細菌であることをご存知でしたか?細菌が増えてしまうと、それが口臭となってあらわれてくるのです。こちらも虫歯や歯周病同様、通常は唾液の殺菌作用によって抑えられているものですが、口を継続的に開いたままである口呼吸が原因で、乾燥を起こし唾液の量が減ってしまうと、細菌が繁殖しやすくなります。細菌が増えるにつれて、口臭が気になってくるのです。口臭は自分自身ではわかりづらく、相手に良くない印象を与えてしまうものですから、なかなかやっかいな口内トラブルと言えます。

口呼吸をやめるにはどうすればいい?

口呼吸をやめるにはどうすればいい?

風邪や鼻炎、歯並びや噛み合わせ、虫歯に歯周病と、口呼吸が原因となるトラブルは意外にもたくさんあることがわかりました。しかし、頻繁に鼻が詰まっていたり無意識に口呼吸をするクセがついていると、なかなか直すことが難しいですよね。
鼻づまりなど鼻炎の症状が続いている場合は、放っておかずに耳鼻科で治療を受けましょう。鼻の通りを改善できれば、しっかりと鼻呼吸ができるようになります。
鼻づまりなどの症状がなくクセで口呼吸をしてしまうという方は、まず意識して改善していくことが望まれますが、どうしても上手くいかない場合は歯科医院で口周りの筋肉や舌の筋肉を鍛えるトレーニングを受けることができます。また、専用のマウスピースも使用して、歯並びと同時に改善していく方法もありますので、相談されてみるのが良いですよ。
たかが口呼吸と思っていたら、意外にも多くのトラブルを引き起こす原因となるものだということがおわかりいただけたかと思います。まさか、風邪や鼻炎で口呼吸をせざるを得なかったのに、口呼吸でさらに菌やウィルスを体内に入れていたなんて…。しかも、歯並びや噛み合わせといった歯にも影響があるとは、驚きです。これからは、鼻呼吸をしっかりと意識して、口呼吸にならないように気を付けるとともに、正しい呼吸ができるようにしっかりとトレーニングをしていきたいものですね。

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