ストレスだけじゃなかった!歯ぎしりが起こる3つの原因

歯ぎしりといえば、ギリギリ音がするんでしょ?とか、カチカチするやつ?というものではないでしょうか。確かに歯ぎしりの大きな特徴には、歯どうしがぶつかることで音が鳴るというのがあります。カチカチやギリギリ、中にはキーっという古い扉が開くときのような音がする人もいます。歯ぎしりは、している本人は寝ているので気づきませんが、同室で寝ている人にとっては不快に感じてしまうこともあります。そんな歯ぎしりの原因と歯ぎしり対策について今井歯科が説明していきます。

歯ぎしりが起きる原因

歯ぎしりが起きる原因

歯ぎしりが起きる原因には以下の3つが挙げられます。

1. ストレス

歯ぎしりの原因として一番多いと言われています。ストレスがかかると自律神経が乱れます。歯ぎしりは基本的に寝ているときなど無意識の状況下で起こります。意識がない状態で食いしばりやタッピング(歯同士をカチカチ噛み合わせる)をすることにより、ストレスを解消しています。無意識下での歯ぎしりは、自分の身体の限界を超えた過度な力で噛み合わせたり食いしばったりすることが多く、歯に負担をかけています。

2. 飲酒・喫煙

医学的な因果関係はまだ不明ですが、飲酒・喫煙で歯ぎしりが起きるという統計が取れています。飲酒をすると胃酸分泌が促進され、逆流性食道炎を引き起こしやすくなっています。逆流性食道炎では胃酸が食道まで逆流してくるのが特徴で、このときに吐き気を抑えるように歯をくいしばる傾向があり、結果として歯ぎしりに繋がると言われています。

3. 噛み合わせ

噛み合わせは、個人で異なります。歯医者さんは患者さん一人一人に合わせた噛み合わせになるように調整を行いますが、どうしても噛み合わせが合わないときがあります。今までの噛み合わせと感覚が違っていると人は元の状態に戻そうと強く噛み、カチカチとタッピング運動をすることがあります。また噛み合わせが合わず一部の歯だけが強く当たっていると、その歯だけ咬合力が過度に加わってしまいます。

歯に与える影響

ここまで歯ぎしりの原因を説明してきましたが、歯に与える影響についてはどうでしょうか?

1. 歯を削る

歯ぎしりは無意識下で、自分限界を超えた力で行っています。歯は人間の中で最も硬く、骨よりも硬いです。しかし、そんな歯でも強い力で噛み締めたり食いしばってしまうと削れていってしまいます。歯が削れると、歯の長さが短くなるだけでなく神経が露出して知覚過敏のような症状が出ることもあります。

2. 顎関節を痛める

歯が削れていくと噛み合わせが低くなっていきます。顎関節は口を開閉するときに働く関節ですが、噛み合わせが低くなると顎関節にかかる力も大きくなります。顎関節が痛むと、口の開閉をするのも困難になります。

3. 咀嚼筋を傷める

強い力で噛むと筋肉に一番負荷がかかります。筋肉の繊維は負荷をかかると伸縮しますが、あまりに強い力が長時間かかると、いわゆる肉離れのような状態になってしまうのです。筋肉を傷めてしまうと結果的に咀嚼筋の活動も弱まるので開閉をするときにも痛みが発生してしまいます。

4. 音が気になる

これは歯に与える影響とは別ですが、歯ぎしりは同部屋に寝ている人に音による不快感を与えてしまうことがあります。寝てしまえば音が気にならない人であれば問題ないですが、気になる人にとっては苦痛でしょう。タッピング運動をしている人はカチカチと、食いしばりをしている人はギーギーという音を立てます。

歯ぎしり対策1(自宅編)

歯ぎしり対策1(自宅編)

自宅でできる歯ぎしり対策としては、飲酒・喫煙を控える、ストレスを溜めないようにするということです。
逆流性食堂炎を抑える意味でも飲酒を控えめにすることは大切ですし、脂っこいものを食べても逆流性食道炎になることがあります。ストレスを解消する方法としては個人差がありますが、趣味でストレスを発散するなども良いでしょう。
また、起床時に口周りの筋肉が痛む人は寝ている時に歯ぎしりをしている可能性があります。そういう人は筋肉を軽くマッサージしてあげると肩こりや頭痛など歯ぎしりの二次症状も防止できます。

歯ぎしり対策2(歯科医院編)

歯ぎしりをしている疑いがある人の特徴は、朝起きたときに顎関節が痛い、寝ているときの音を指摘された、歯がすり減ったような気がするという3点です。
これらの症状が出た場合は、早めに歯科医院へ行き歯医者さんに治療してもらうようにしましょう。
歯が削れないようにマウスピースを製作し装着して寝ることや、顎関節に痛みを抱えている人は顎関節をマッサージします。歯ぎしりには根本的な治療法がなく、マウスピースなどで行う対処療法しかありません。歯は骨よりも硬いです。骨が人間の身体の中で一番硬いと思っている人が多いですよね。そんな歯同士がすり減るのを防止するには、歯よりも柔らかい素材のマウスピースを使用します。そうすと、歯ではなくマウスピースが削れるので、歯を保存できます。マウスピースは歯を削れないようにするだけでなく、就寝時の音を軽減させることもできます。
もし、歯が削れてしまったら、被せ物をしている場合は再製作することが必要になりなります。噛み合わせが合っていない場合は今井歯科できちんと調整を行いましょう。

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