ワインのちびちび飲み。実は歯へのダメージ大!

お酒の中でもワインは健康にいい!という話を一度は聞いたことありませんか?これは、ワインに含まれているポリフェノールには抗酸化作用があり、ガンや高血圧、生活習慣病、さらには認知症などの予防になるといわれていることも1つあるでしょう。「だから、どうせお酒を飲むならワインにしよう!」なんて方もいるかもしれませんね。
このように身体にいいというイメージがあるワインですが、飲み方によっては歯にダネージを与えることになるかもしれません!

飲み物が歯を溶かす

飲み物が歯を溶かす

酸蝕歯(さんしょくし)という言葉をご存知でしょうか?これは、酸性の飲み物などによって歯が溶けてしまうことをいいます。酸性の飲み物というと、柑橘類のジュースやコーラのなどの炭酸飲料がすぐに思いつくと思いますが、虫歯の場合は、味噌汁やトマトジュース程度の酸度でも、歯のエナメル質が溶けるリスクが高まると考えられています。
酸度が高いと歯が溶けるリスクは高くなりますが、通常は唾液の働きによって酸を洗いながしてくれるので、そんなに心配することはありません。しかし、繰り返しや長時間強い酸に触れていると、唾液の働きだけでは追いつかなくなってしまい、エナメル質が溶けて歯がしみてしまったり、さらには欠けてしまうこともあります。

ワインは歯を溶かす?!

では、ワインはどうなのかというと、ワインの酸度は野菜ジュースやスポーツドリンクとほぼ同じとされています。これは、上でご紹介した味噌汁やトマトジュースよりも酸度が高いことになるので、酸蝕歯になってしまうリスクが高いといえます。
中でも、ちびちび飲むのは酸蝕歯をまねく危険性が高まります。え!?ワインはちびちび飲んで味わうものでしょ…と思うかもしれませんが、実はこの飲み方は、長い時間歯が酸にさらされていることになるため歯にはよくないのです。

他にもある!こんな行動は酸蝕歯をまねく

他にもある!こんな行動は酸蝕歯をまねく

健康のために黒酢を飲んだり、グレープフルーツをたくさん食べるといったことも酸蝕歯になるリスクが高まります。スポーツドリンクも酸度が高いのでよく飲む人注意したほうがいいでしょう。このように、「健康のため」と思って
やっていることが、実は酸蝕歯を進行させることになりかねないのです。
また、逆流性食道炎や嘔吐による胃酸も酸度が高いため酸蝕歯を重症化させる原因と言われています。
今井歯科がおすすめする酸蝕歯の予防法は、飲食後に水で口をすすいで酸を洗い流すというもので、簡単なことですがこれだけでも効果があります。弱アルカリ性の重曹を水に溶かしてぶくぶくすると重曹が酸を中和してくれるのでさらに効果的でしょう。

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