「何となく味がしない」を放っておくと大変な事に!味覚障害の初期症状

食欲は、人間の3大欲求のひとつ。食べることがなによりも楽しみという人も多いことでしょう。また、口から食物を摂取して自分の歯でかんで食べることは、脳の働きを活性化させて全身の健康を守ることにもつながります。

なんとなく食べ物の味が違う……もしかしたら味覚障害かも?

なんとなく食べ物の味が違う……もしかしたら味覚障害かも?

食べても食べてもきちんと食べ物の味を楽しめなかったら……食べる楽しみも半減してしまいます。「最近、なんとなく食べ物の味が違うように感じる」「味がしない」と感じている方はいませんか。そんな方は、もしかしたら味覚障害になっているかもしれません。今回は、放っておくと怖い味覚障害の初期症状についてお伝えします。

味覚障害の代表的症状とは

味覚障害とは、味覚の感度が低下したり、味覚が消えてしまったりする症状です。味覚障害にかかっていると、こんな症状が現れます。

●薄味の食べ物を食べると味がわからない
●食べ物の味が感じられない
●何も口に入っていないときでも、口の中が苦みや渋みなどの変な味がする
●甘みは感じられるが塩味はわからないなど、特定の味が感じられない
●口の中の片側だけ味を感じられない(右は感じるが左は感じられないなど)
●甘みと苦みとまちがえるなど、味覚の錯覚がある

味覚障害を引き起こす原因

味覚障害を引き起こす原因

味覚障害を引き起こす原因はさまざまなものが考えられます。

■加齢
舌の上には味蕾(みらい)と呼ばれる組織が無数にあり、これらが味の情報をキャッチして脳に伝えることで、味覚を感じます。この味蕾の機能は加齢によって衰えていくため、高齢者の味蕾は新生児の3分の1まで減少するともいわれています。

■亜鉛不足
亜鉛が不足すると、味蕾の新陳代謝が鈍って味覚を感じにくくなります。過剰なダイエットや偏食などで食生活が乱れると亜鉛が不足して味覚障害が起こりやすくなります。
舌に傷がある、口腔内の異常
ブラッシングのし過ぎや義歯などで舌に傷がつくと味蕾を損傷する可能性があります。また、加齢やドライマウスで唾液の分泌量が低下して、口の中が乾燥していると味を感じにくくなります。

■ウイルス感染
舌がカンジタ菌に感染していると、膜におおわれたようになり味が感じられなくなります。

■ストレスやうつなど心因性のもの
舌苔(ぜったい)という白い苔のようなものが舌の表面についていますが、強いストレスを受けるとこれが増えてしまい、味が感じられなくなります。味覚はあくまで脳が感じるので、ストレスやうつなど心因性の原因で味覚障害がおこることもあります。

■薬の副作用
がんの治療などによる薬の副作用で味覚が変わることがあります。

味覚障害で歯科治療が必要なケースも

味覚障害を引き起こす原因はさまざまですが、義歯による損傷やブラッシング、ドライマウスなどは歯科治療が必要になります。思い当たる原因がある場合は、今井歯科で受診しましょう。


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