歯石を放っておくと合併症になる恐れがある!

歯石は、そのままに放置しておくと歯周病や虫歯だけではなく、重大な合併症になる恐れがあります。歯石ができたぐらいは大したことないと思っている方もこれを機会に考え直したほうがいいかもしれません。
今回は、歯石を放置することで起きる合併症のリスクについてお話しします。

歯石は、合併症になるの?

歯石は、合併症になるの?

歯石は、食事で口腔内に残ったプラークが歯に付着して、再石灰化したものです。できたばかりの歯石は、比較的柔らかく、歯医者さんで歯石除去すれば、すぐに綺麗になります。しかし、長い間放置すると、歯周病が進行して、歯周ポケットが広がり、歯茎が下がってしまいます。さらに症状が進行すると、歯が抜け落ちる恐れもあります。
それだけでなく、脳卒中、糖尿病、骨粗しょう症、肺炎、がんなど合併症を引き起こす恐れもあり、放置すると非常に危ないものです。

なぜ合併症のリスクがあるのか?

上記のような合併症になるリスクが高い理由は、歯石の仕組みに原因があります。
歯石は、ザラザラとした質感のプラークの固まりと言うだけではなく、実は、中身が細菌の巣になっているのです。歯石の表面にはわずかな穴が空いており、虫歯菌や歯周病菌など沢山の菌が侵入し、中で増殖します。
この増殖した細菌たちは、歯に悪影響を与えて、口腔内のリンパ、血管を通じて、全身に進行していきます。そして、細菌の働きで頭痛や吐き気、ひどくなると血管がつまり脳卒中や心筋梗塞などの合併症になります。
さらには、歯医者さんにも全く行かず、歯磨きもしなかったために亡くなったという恐ろしいケースもあります。

歯石を放置、溜めないためには?

歯石を放置、溜めないためには?

歯石を溜めないには、毎日のプラークコントロールと歯医者さんでの定期検診が大切です。プラークコントロールは、自分で出来ていると思っても、奥歯や歯の隙間にプラークが残っていることが多いです。そのため、一度正しくブラッシングができているか指導受けるか、鏡を見ながら、丁寧に磨くようにしましょう。また、溜まった歯石は、セルフケアではどうしようもないので歯医者さんで歯石除去とケアを受けましょう。

予防も大切!

通常、保険診療内では簡単な歯石除去しか行われません。もし、歯石を溜めたくない、定期的に予防したい方は、虫歯チェックやブラッシング指導、フッ素塗布などのプラスケアをするとよいでしょう。歯石は、ただ食べカスのかたまりということではなく、虫歯や歯周病、合併症など様々なリスクのある油断できない恐ろしいものなのです。

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