義歯が出来るまでの流れと生活していく上での注意点

失った歯を補うための治療法のひとつに、義歯(入れ歯)があります。部分的に歯を失った場合は部分入れ歯、全て歯を失った場合は総入れ歯で補います。
今回は、義歯が出来るまでの流れと、義歯で生活していく上での注意点についてお伝えします。

義歯ができるまで

義歯ができるまで

義歯の作成に移る前に、歯科でカウンセリングと診察を行い、今後の治療方針を決定します。義歯に対する不安や疑問点がある場合は、ここでしっかり歯医者さんと話し合いましょう。
模型作製のための歯型取り・お口の写真撮影・レントゲン撮影などの各検査を行い、方針が決定したら、だいたいの費用の見積もりも可能になります。義歯を作成する際は、保険が適用される場合とされない場合がありますので、ここでもきっちり話し合いましょう。
歯型が出来上がったら、歯科医師の指示をもとに歯科技工士が義歯の作成にとりかかります。歯科技士が常駐している歯科医院であれば、より綿密に打ち合わせをしながら製作が可能です。
義歯ができあがったら、患者さんに実際に装着してもらい、噛み合わせを細かくチェックしていきます。ここで手を抜くと、のちのちに違和感や不快感が残りますので、手を抜けない作業です。
こうして、装着しても違和感の少ない義歯を作り上げていきます。

義歯を装着する場合に注意すべきこと

義歯を装着する場合に注意すべきこと

初めて義歯を装着する人はとくに、見た目や生活が変わってしまうのではという不安を抱くことでしょう。たしかに、初めての装着の場合、慣れるまで違和感があることも多いようです。
保険適用の義歯は構造や材料に制限がありますが、自費治療の場合は見た目に違和感の少ない素材を使用したり、構造を工夫したりと、装着感のよい義歯を作成できます。製作時のチェックをきちんと行い、精度の高い義歯を作ることで、違和感や生活する上での不安などはある程度解決できます。
義歯を入れるようになったときに気を付けるべきなのは、総入れ歯の装着を続けていると、あごの骨が痩せてくることがあります。そうなると装着感が変わるので作り直しが必要ですが、保険適用の義歯の場合、作り直す際は前回の製作日から6カ月空けなくてはいけないというルールがあります。
また、総入れ歯にすれば虫歯の心配はありませんが、天然歯のように自浄作用がないので、菌の繁殖がしやすくなります。また、部分入れ歯の場合は、装着部分や接合箇所に汚れがたまりやすく、お手入れもしにくいので、歯周病の原因になることがありますので注意しましょう。



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