歯がしみる・痛い

歯がしみる・痛い
「甘いものを食べると歯が痛い」
「冷たい水がしみる」
歯の代表的な病気はなんと言っても虫歯です。
虫歯は初期段階では痛みがなく見た目にもわかりづらいため発見が遅くなりがちです。
そのまま放置すると自然に治ることなく少しずつ進行していきますので、早期の発見と治療および予防処置がとても重要です。

虫歯の原因

虫歯は、口内に生息するミュータンス菌が繁殖することにより産生する酸が歯を溶かすことにより発症する病気です。医学的にはう蝕と呼ばれています。基本的に生まれたての赤ちゃんの口内にはミュータンス菌はいませんが、生育に伴い、口移しや食器を共有することにより、家族の大人や兄弟姉妹などから感染するとされています。虫歯の原因として砂糖があげられますが、砂糖が直接虫歯を引き起こすわけではありません。虫歯の原因菌であるミュータンス菌の主な栄養源が糖類なので砂糖が嫌われる原因となります。直接砂糖ではなくても、口内では唾液によりご飯やパンなどの炭水化物が糖分に分解され、これがミュータンス菌の栄養源となり虫歯の原因になることがあります。そのため食後には、正しい方法による歯磨きによって歯の隙間などにご飯やパンの食べかすを残さないようにすることが、虫歯予防には重要です。なお同じ糖類ですがキシリトールなどは分解されずに腸まで届き、また歯を強くする作用が認められていますので、ガムや歯磨き粉などに含まれていても問題ありません。虫歯の原因は、ミュータンス菌が産生する酸であるため、砂糖が悪いのではなく、口内ケアが問題なのです。

虫歯の進行段階に合った治療をします

虫歯はC0からC4に段階分けされています。ここでは虫歯の進行段階とその治療法をご紹介します。

C1 ~ エナメル質の虫歯 ~

エナメル質の虫歯
歯の一番外側のエナメル質が侵された状態。
(痛みなどの自覚症状はありません。歯の表面にツヤがなく、ときに薄い茶褐色になる。)
虫歯の進行が出来るだけ内容に歯みがき指導を徹底し、フッ素を用いて歯質の強化を図ります。

C2 ~ 神経に近い象牙質の虫歯 ~

神経に近い象牙質の虫歯
象牙質まで虫歯は達し、穴が開いた状態。
歯髄に近づくにつれて冷たい物がしみ、痛みの自覚症状が出てきます。さらに進むと熱いい物がしみるようになります。
虫歯が存在すれば検知できる特殊な薬を用いながら、最小限で虫歯の除去を行い、詰め物を行っていきます。

C3 ~ 神経に達する虫歯 ~

神経に達する虫歯
C2の虫歯が放置され、象牙質によって保護されていたいわゆり歯の神経「歯髄」にまで達した状態です。虫歯が歯髄にまで進行すると、温かいものがしみるようになったり、激しい自発痛や咬合痛がみられます。歯の内部の神経が虫歯菌により汚染させている可能性が強いです。神経の治療を行って、かみ合わせができるように治療を進めていきます。

C4 ~ 末期の虫歯 ~

末期の虫歯
歯冠の大部分は崩壊して無くなり、歯根のみが残っている状態です。この段階になると歯を残すことはほとんどできません。
多くの場合は、抜歯を行わなければいけません。抜歯後の選択肢としてはインプラント、ブリッジ、入れ歯などあります。条件によっては、特殊な技術(歯周外科手術や矯正治療やこれらの組み合わせ)を用いることによって歯を残せる場合があります。