八潮市危機管理防災担当が勧める非常時の備えとは?忘れてはいけない口腔ケアグッズ

日本は地震大国ですが、地震に限らず災害は突然訪れるものです。災害時の備えをしている方も多いことでしょう。しかしながら、実際に備えている防災グッズには、個人差があるものです。今回は八潮市の危機管理防災担当が教える、災害時の備えについてご紹介していきます。

八潮市の非常時の備え

八潮市の非常時の備え

災害時には普段の生活とは異なる様々な状況が発生します。電気・ガス・水道といったライフラインが止まってしまうことも、その一つです。では、ライフラインが止まってしまった場合、どのような不便が想定されるでしょうか?

まず、第一に食事の問題があげられます。水、ガスが使用できないことで、料理が難しくなります。水は1人当たり1日3リットルが必要と言われています。そのため、水は常に用意しておくことが重要です。最近では、災害時のために作られた長期保存が可能なものも販売されています。また、飲料以外でもトイレや洗顔など様々な場面で水は必要になります。そのため、日頃から湯船には水を張っておくと非常時に有効に活用出来ます。

もちろん食料も必要になります。最低でも3日分、出来れば7日分あると安心です。レトルトで火を使わず食べられるもの、そして、小さな子どもがいる方は粉ミルク、離乳食やおやつも必要になってきます。カセットコンロがあれば水を加熱できるため、食べられる食品の幅も広がります。

情報を得るのにラジオも必要になります。携帯やスマートフォンでもラジオは聴けますが、連絡用に無駄に電池は消耗しないようにしましょう。電気がないことで夜になると、明かりを確保することにも苦労するものです。懐中電灯、そして予備の電池も準備しておくようにしましょう。

防災グッズには口腔ケアグッズが欠かせない理由

防災グッズといえば、主に食料品、懐中電灯などは非常時に備えて用意している人も多いことでしょう。一般的には、常備薬、スマートフォンの充電器、ウェットティッシュ(身体をふいたり、歯を磨いたりする)、メガネ or コンタクトレンズなどが必要と言われています。簡易トイレ、ラジオ、トイレットペーパーもいつ需品として挙げられます。

しかしながら、生活に必要な最低限のものを用意しているつもりでも、歯磨きなどの口腔ケアグッズまで用意しているという方は少ないかもしれません。実はこの口腔ケア、少しぐらいしなくても健康には問題はないだろうと思っていると、重大が病気につながるリスクもあるものです。お口の中には無数の菌がいますが、避難中など歯磨きが出来ない場合、菌の数が増えやすい環境になります。

特に入れ歯を付けている方は、入れ歯と歯ぐきの隙間など、食べかすが溜まることにより、菌が繁殖しやすい場所があります。このような菌が体内に入ることで、肺炎や脳梗塞の原因となる可能性もあります。阪神淡路大震災では、震災関連死の内4分の1が肺炎であったというデータもあります。本来は異物が気管や肺に入った場合には、嚥下反射、咳反射が起きることで外に排出させようとする反応が起こります。

しかしながら、ご高齢の方は、このような機能が衰えるため、誤嚥性肺炎にかかるリスクが高くなり、とくに70歳を超えると急激に増加していくというデータあります。避難先ではストレスもたまるものです。特に寝たきりの方などは注意が必要です。お口の中を清潔にしておくことで、下気道に落ち込む細菌の数を減らすことが出来ます。まだ使用していない歯ブラシがあれば予め防災バッグに入れておくと安心です。

防災バッグは気が動転している災害直後でも間違えることなく、取り出せるように目立つ色を使ったものにするのも一案です。置いておく場所は、寝室や玄関先など、手に取りやすい場所にし、非常時にすぐ取りだせるようにあまり奥にしまい込まないようにしておきましょう。年に数回、日を決めて防災バッグの中身を入れ替え、置き場所の確認をしておきことで、いざという時にも迷うことなく避難所まで向かうことが出来ます。

歯ブラシがない時は?(防災グッズに入れておいた方がよい口腔ケア用品)

歯ブラシがない時は?(防災グッズに入れておいた方がよい口腔ケア用品)

防災グッズの中には歯ブラシを入れておくことが大切です。しかし、避難所では水の使用が限られているなど、日常の生活と同様に水を使うことが難しい場合もあります。水がない時には、歯ブラシでお口の中を刺激するだけでも効果があります。刺激によって唾液が分泌され、だ液の流れによって汚れを落とすことが出来ます。

歯ブラシがない時には、飲料用の水やお茶を飲む際に口をすすぐことで汚れも落とすことが出来ます。また、ハンカチやティッシュを指に巻き、歯を拭くだけでも効果があります。避難中だからといって諦めてしまわず、お口を清潔に保つ努力をするようにしましょう。

また、最近では液体歯磨きも話題になっています。これはお口に含み20秒ほどすすいだ後でブラッシングを行うものです。携帯用の小さなサイズでも一つあるだけで、水が少ない時でも使え、とても便利です。特に入れ歯は、汚れがたまりやすいことから、一日に一回は洗いたいものです。念のため、予備の入れ歯ケースもあると安心です。

まとめ

災害時には、非常用の食料を始め、身の回りの生活用品をそろえておくことが、大切になってきます。その中でも口腔ケアグッズを入れておくことで、水道、電気などライフラインが使えない場合でもお口の中のケアが出来、病気を未然に防ぐことが出来ます。八潮市から徒歩一分と駅からも近い今井歯科医院でも、予防歯科に対する様々なアドバイスも行っているため、まずは近くの歯科医院で検診を受けながら相談もしてみることが大切です。

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